考えさせられる映画2本

先日、気になっていた映画を見てきました。

①港に灯がともる

阪神淡路大震災から30年。
まだまだ自分ごとにしきれていないこの震災について、関西に住み続けるならば、より理解を深めたいなと思って見に行ったのですが、いろんな意味で震災だけがテーマの映画ではなく、人や街や社会のもろさとか、民族の複雑さとか、家族のややこしさとか、凝縮された映画でした。

②どうすればよかったか?

もともと見たかったのはこちら。
監督が自分の家族に長年カメラを向けたドキュメントで、優秀だったお姉さんが統合失調症を発症し、しかし一般的な?医療にはかからず、両親は症状を認めず、長年が過ぎていく物語です。

状態の悪い時には実家の玄関に南京錠がかけられて、お姉さんは軟禁状態であるから、著しい人権侵害だと感じられますが、家族の姿を見続けると赤の他人が一見しただけで、そんなことを言って言い訳がないとも感じてしまいまう。

タイトルのどうすればよかったか?には答えがなく、監督は我が家の失敗というけれど、父親はこれでよかったと思っているように思えて、とにかく答えがありません。

ひとりでは受け止めきれなくて、上映後に対話会とかがあるとありがたい映画だなと思いました。
ちょっとずっしり考えさせられる系の映画2本ですが、話題になっていますし、関心のある方にはおすすめです。

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